【映画】Basquiat バスキア

 最近はもはや春ではなく夏って感じの暑さになってきましたね。見たのはまだ春だった4月だった映画の感想を。

『バスキア』1996年




 若くして亡くなった天才画家の伝記映画。ジャン=ミシェル・バスキア -Artpedia-
元々少し興味のある画家だったのでNetflixで見た瞬間飛びついた。

 バスキアが感情を明確に吐露するシーンは少なく、不器用に盛衰していく様が切なかった。感情や才能の上下を表すシーンはあるのだが、モノクロ映像のサーフィンや不気味な人形劇が暗示的に挟まれる。
絵を描いて大成するも後半は世間や美術界からの評価は良くなく、恋人とは疎遠に、画家仲間のウォーホルは死、親は精神病院にずっといる(?)、という孤独。盗人に殴られたりしてヨタヨタ歩いていたら友人に助けられ、オープンカーの助手席で世界一不安定なタイタニックごっこ。やはり孤独には変わりないらしく、「ニューヨークを出る」と言いEND。

 最後の方にバスキアが「魔法で声が出なくなった王子が城のてっぺんに閉じ込められた。王子は助けを求めるべく王冠を打ち付けた。村人に聞こえるも、その音の美しさに人々は手を天に差し伸べて喜び、王子は結局出られなかった」という話を母親からされたと友人に話す。(王冠はバスキアのトレードマーク)

 BGMはバスキアが影響を受けたというか、持ってたレコードから選ばれたらしく哀愁漂うものが多め。
恋人の描いた絵とドレスに書き足して喧嘩になるシーンの曲。
タイトルは「これで終わりさ」


 ジーナ(クレア=フォーラニ)はとても美人だったね。出てきた瞬間画面が華やいだので1996年の映画じゃないかと思った。

後ろの紳士達のお会計も払う、なんて言ってみたいね


女性の喫煙シーンが好きだということに最近気づく


やはり付き合いたてのシーンが一番可愛かった


 本当は前みたいに3つ映画をまとめるつもりだったけど、案外長くなってしまったのでこの辺で。次回はこの記事に関連したものを書く予定。

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